日本バーチャルリアリティ学会論文誌
第14巻第2号「仮想都市とVR」特集論文募集
投稿申し込み締切:2008年12月3日(連絡先:ゲストエディタ)
論文提出締切:2008年12月10日(提出先:幹事)
掲載巻号:第14巻第2号(2009年6月末発行)
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【募集要項】
インターネット接続のブロードバンド化やモバイル化が進展する中、ネット
ワークコンテンツとして仮想世界が注目を集めています。特に2007年度には「セ
カンドライフ」をはじめとするメタバースの急速な拡大がメディアを賑わせまし
た。「セカンドライフ」の市場規模は小国のGDPにも匹敵すると言われ、仮想都
市での事業成功を目指して生活の大半をその中で過ごす人々すら現れています。
また、地域情報誌ならぬ3D仮想空間情報誌が発売されたりもしており、人々の生
活において仮想都市が重要な役割を担いつつあると言っても過言ではありませ
ん。しかし一方で、仮想都市の中では多様な社会問題も発生しており、人々が希
望や夢だけでなく、多くの不安を抱いていることも事実です。
これまでにも本学会では、1999年に「三次元サイバースペース実現と利用」、
2004年に「サイバースペースと仮想都市」に関する特集号が組まれていますが、
仮想都市が多くの人々に認知され、利用、体験された今こそ、原点に立ち返って
その技術を見直す絶好のチャンスであり、サイバースペース技術の真の発芽の時
期と言えるのではないでしょうか。
このような背景から、VR学会論文誌では特集として「仮想都市とVR」を企画す
ることになりました。バーチャルリアリティ技術や情報通信技術が仮想都市にお
ける社会を構築・維持する上でどのように貢献できるのか、技術的側面からの取
り組み、あるいは心理的、哲学的、社会・経済的な側面からの検討に関する論文
を広く募集いたします。
会員の皆様の積極的なご投稿をお待ちしています。
ゲストエディタ:小林 稔(NTT)、小川剛史(東京大学)
1.テーマ
「仮想都市とVR」
2.対象論文
サイバースペースや仮想都市に関連する理論的、実験的研究と技術開発ならび
にその応用と実用化に関する論文を対象とします。具体的には、以下のような分
野が対象となります。
・仮想都市サービス機能と実現方法、適用事例、評価手法、評価結果
・共有仮想環境の実現技術
・メタバースの設計・構築技術
・アバタの表現および仮想都市サービスへのアクセス技術
・実空間とサイバー空間の連携インタフェース技術
・ネットワークコミュニティ支援技術およびコミュニティの分析
・電子商取引、電子貨幣、電子認証、セキュリティ
・サイバースペースの社会的規範、法律
・ヒューマンインタフェース、コラボレーション支援
・地理情報システム(GIS)、モバイル情報サービス
これらに限らず、サイバースペースや仮想都市に関連した新しい試みについての
報告を歓迎します。
3.投稿方法
査読プロセスを円滑に進めるため「事前申し込み締切」を設けております。
投稿を希望される方は、
・著者名/所属(全員分)
・タイトル
・種別(基礎・応用・コンテンツ・ショートペーパーなど)
・概要
を、2008年12月3日(水)までに、
ゲストエディタ 小川剛史(ogawa〔at〕nc.u-tokyo.ac.jp)宛に
メールでお送りいただくようお願いします。
※〔at〕を@に変換下さい。
※事前申し込み締切(ゲストエディタ 小川剛史宛)
2008年12月3日(水)
※論文投稿締切(論文委員会幹事 広田光一宛)
2008年12月10日(水)
4.提出先:日本バーチャルリアリティ学会論文委員会
幹事:広田 光一,事務:猪瀬
E-mail:k-hirota(at)k.u-tokyo.ac.jp
E-mail:reiko(at)vrsj.org ※電子メールは広田と猪瀬双方にお送り下さい。
東京大学大学院新領域創成科学研究